副作用による感染症・アレルギー

副作用による感染症・アレルギー

副作用による感染症・アレルギー


抗がん剤を使用していく上で何より注意すべき点は、感染症やアレルギーといった二次被害です。
これらは抗がん剤の副作用によって、体内の粘膜等がすごく傷んだ場合によく発症します。
それほど感染症は厄介で、抗がん剤が骨髄に悪影響を与えた場合に発症する事が数多く、場合によっては身体に大きな損害を授ける事になります。
感染症は、白血球の減少によって体内の耐性が低下した場合や、粘膜の機能低下でバリアの役割が果たされなくなった場合に発生します。
この感染症が原因で肺炎として、それによって亡くなる患者も少なくありません。
ガン闘病中の感染症は、命の危険すらある非常に危険な病気なのです。
一方のアレルギーは、純粋に抗がん剤がアレルゲンとなるケースもあれば、抗がん剤によって体質が激しく変化し、それによってアレルギーが発生するについてもあります。
前者の場合は抗がん剤投与を中断する必要があり、後者の場合は一刻も速いアレルゲンの特定が必要となります。
感染症の対策は、体内に細菌を侵入させないようにする事が一番重要です。
その為には、感染しにくいような環境を見つける事を心がける必要があります。
手洗いやうがいを徹底し、排泄後の洗浄も心がけるようにしなくてはなりません。
ガーゼにも注意が必要です。
また、空気清浄機の利用などが推奨されています。
アレルギーの対策は、抗がん剤の投与前の予防を心がける事が必要となります。
そこでステロイド剤等を注射して、抗ヒスタミン薬の服用を行うなどの処置がなさるのが一般的です。
また、副作用で粘膜が傷まないような抗がん剤を使用するという選択が可能な場合は、それを行う事になります。

肺がんの抗がん剤治療

ガンの治療は、どの部位にガン細胞があるかによって大きく変わってしまう。
抗がん剤治療、その副作用に関しても同様で、どの部位に腫瘍があるかで抗がん剤の効き目や身体に発生する副作用の種類や度合いは徹頭徹尾別の病気のように違いが出てくるので、どの場所のガンかは手当を決定する上で最も重要な要素と言えます。
肺がんの場合、意外と非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分けられます。
非小細胞肺がんの場合は、抗がん剤がある程度効きにくく、手術による切開が一般的な手当となります。
ただ、近年それでは複数の抗がん剤を併用して効果を発揮させる療法の確立もあって、抗がん剤による治療の効果が認められてきています。
例を挙げると、パクリタキセルとカルボプラチンを組み合わせた「TC療法」、ドセタキセルとカルボプラチンの「DC療法」、イリノテカンとシスプラチンの「IP療法」等です。
また、副作用が硬いゲフィチニブは女性限定で有効という事が分かるなど、肺がんの8割を占める非小細胞肺がんの手当はかなり進んできています。
一方、小細胞肺がんの方は抗がん剤が効き易いものの、非常に進行が手っ取り早い点が特徴です。
その為、見つかった時折すでに転移しているケースが多いようです。
基本的には抗がん剤による治療が中心で、「IP療法」をファーストチョイスにする事が多いようです。
肺ガンも多剤併用療法の確立によって飛躍的に存命率が向上しています。
今後も一層使えるガンとなって行く可能性が上がることが期待されます。

胃がんの抗がん剤治療


罹患数の多さでは肺や結腸と共に、ガンにおいて中でも高いと言われている胃がん。
死亡数こそ肺がんの方が上回っているものの、日本においては患者の数それではとにかく多いと言われています。
胃がんは、抗がん剤治療がたいしてやりにくいガンでもあります。
というのも、胃がんはそこそこ抗がん剤が効きづらいガンなのです。
ただ、近年それでは胃がんに有効な抗がん剤やその組み合わせも増えてきています。
注目を集めているのは、テガフール・ギエラシル・オテラシルカリウムという組み合わせの抗がん剤「TS-1」です。
この組み合わせにより、従来胃がんに使用されていたフルオロウラシルの2.5倍もの奏効率を発揮したと言われています。
また、副作用が少ない点も大きな特徴です。
そうして、呑み薬である事から外来治療においても有効という点が広く、奏効率と副作用に加え、治療のしやすさという観点からも、この抗がん剤の効果は認められています。
TS-1は単体も効果が厳しい抗がん剤ですが、どんどんその効果をアップさせる組み合わせも研究されています。
このTS-1と共に起用すると効果が上がると言われているのは、シスプラチン、イリノテカン、ドセタキセル等ですが、中でもシスプラチンの効果は顕著で、非常におっきい奏効率を記録しているという研究データもあります。
胃がんは、日本の食事の欧米化に伴い激増してあり、今後も発症率のおっきいガンとしてとどまると予想されます。
その中にあって、こういった抗がん剤の存在は非常に力強いといえます。