副作用による口内炎


様々な体調不良を引き起こす抗がん剤の副作用ですが、その中の一つに口内炎の発生という症状もあります。
口内炎というと、決定的原因の特定こそ厳しいものの、疲労やビタミン不足等によって体内の耐性が低下し、それによって口腔内に炎症が発生し、一部がただれてしまうというもので、割と多くの人が経験のある病気かと思います。
基本的に、日常の中で発症する口内炎に関しては、深刻にならずとも数日で治癒します。
その為、抗がん剤の副作用としては、どうも小気味よいもののように思われがちです。
但し、実際にはこの口内炎はかなりキツい副作用です。
抗がん剤で発生する口内炎は数がたくさん、また投与中は一際発症し積み重ねる為、食事はもちろん、口を開けるだけでも激痛を伴うという状況になってしまいます。
常温の呑みものそれでも総じて摂れ尽きるくらい悪い口内炎が発症してしまう。
その為、食事が満足に摂れず、結果ガン治療に最も必要な栄養補給がままならなくなる他、精神的にも大きなストレスを抱える事になります。
そういった事もあって、口内炎によって抗がん剤治療を一時中断するケースも多いくらいです。
あまり軽度の副作用ではありません。
対策としては、歯磨きやうがいなどで口内を清潔に持ち、ビタミン補給とヒーリングをしっかりと行う事です。
但し、ブラシで口の中を傷つけないよう、徐々にブラッシングするようにしましょう。
また、口内の乾燥をなるべく防ぐ為、水分の補給を定期的に行ない、唇をリップクリームなどで潤しておくと良いとされています。

副作用による吐き気

一番苦しい抗がん剤の副作用としてよく言える症状が、吐き気です。
実際、抗がん剤を投与された多くの人がこの症状を経験しているようです。
吐き気は誰もが経験した事のある厄介な症状で、これによって抗がん剤の投与を止めたいと懇願する患者も多いと言われています。
抗がん剤の副作用として生まれる吐き気は、急性のものと遅延性のもの、そして精神的なものの3つに分かれます。
急性のものは、抗がん剤投与から24時間以内に発症します。
抗がん剤による吐き気はかなり激しい症状が出る為、精神的なものと区別はつき易いですが、抗がん剤の副作用と精神的なストレス等の複合で発生する事も多い為に全然複雑になってあり、治癒させるのに苦労するケースが目立ちます。
虎の巻としては、食事面を改善する方法が挙げられます。
抗がん剤治療を行う前日には消化が良いものを含めるようにして、脂肪分が少ない食事、味や匂いの著しい食べものをできるだけ避けるようにしておきましょう。
また、抗がん剤治療の副作用の場合、お粥も匂いが著しいと感じて吐き気がしてしまう事もあるので、パン等の方が良い事もあります。
嘔吐した場合の虎の巻としては、冷水において口をゆすぐのが一般的です。
そうして、嘔吐によって水分やミネラルがものすごく無くなるので、スポーツドリンクでその分を補給すると良いとされています。
吐き気は気持ちによって症状が大きく変わるので、リラックスした環境を決めるのも改善方法となります。
音楽を聴いたり、自分のスキな事をしたりして、落ち着いた環境で療養を送ると良いでしょう。

副作用による下痢・便秘


下痢や便秘など、抗がん剤治療の副作用の中には、お腹に変調をきたすケースがいくつか見受けられます。
便秘は特定の薬のみで大して手広く生じる症状ではありませんが、下痢はどうしても頻繁に発症します。
また、副作用による下痢では、腸管内の粘膜が抗がん剤によって損傷した場合と、副交感神経に刺激が与えられて来る場合とがあります。
神経への刺激による下痢ならばきちんと問題ではなく、回復も速いのですが、粘膜が損傷した場合は厄介です。
通常、大腸は粘膜がバリアの役割を果たす事で、様々な刺激から身体を守っている状態です。
その為、粘膜の機能がすごく低下していると、頻繁に下痢の症状が起こります。
また、この状態だと細菌が体内へ侵入する可能性も上がります。
白血球減少の原因にもなる為、感染症を引き起こす事も多くなるなど、下痢の症状に留まらず、様々な問題を抱えて仕舞う事に繋がるのです。
従って、下痢の症状が出た場合は、抗がん剤治療はひとまず中止し、原因の追究を行う事になります。
粘膜障害による下痢だった場合は、その粘膜の回復を待つ事になります。
消化しやすく、刺激を加え辛い食事に転じ、残渣ものの多い食もの繊維を決して含まない食材等による食事をやり、回復を図ります。
この状態で摂取する食品は、カリウムを手広く含んだものや、人懐っこい呑みもの、スポーツドリンクなどです。
また、下痢が起こった場合の回答としては、腹部をあたためる為に湯たんぽやカイロを使って保温を試みるのが一般的です。
このあたりは、抗がん剤の副作用の場合も通常の下痢の場合も大して変わりはありません。